KOTARO OSHIO 20th Anniversary KOTARO OSHIO 20th Anniversary
押尾コータロー 20th Anniversary Live Special Prologue
押尾コータロー 20th Anniversary Special Live
押尾コータロー 20th Anniversary Tour
MOVIE
KOTARO OSHIO 20th Anniversary

祝20周年!この年を迎えられるのも
いつも応援してくれる皆様のおかげと
感謝しています。
今年はアニバーサリーライブの開催、
ニューアルバムのリリースにツアーと
盛りだくさんに、楽しくて素敵な一年にします。
アコースティックギターの音色が、
皆様の心に届きますように
一音一音に20年間のありがとうの気持ちをこめて…

押尾コータロー

- LIVE

押尾コータロー 20th Anniversary Live Special Prologue
5.27FRI
開場 18:00 開演 19:00

EX THEATER ROPPONGI Presents
押尾コータロー 20th Anniversary Live Special Prologue
"My Guitar, My Life"

<会場> EX THEATER ROPPONGI(東京)

ご来場ありがとうございました。

LIVE REPORT
- LIVE REPORT
EX THEATER ROPPONGI Presents
押尾コータロー 20th Anniversary Live Special Prologue
"My Guitar, My Life"
2022.5.27 fri
EX THEATER ROPPONGI
SET LIST
01. GOLD RUSH
02. Blue sky
03. オアシス
04. 彼方へ
05. Pushing Tail
06. 黄昏
07. Merry Christmas Mr. Lawrence
08. ナユタ
09. メンバー紹介
10. Snappy!
11. Legend ~時の英雄たち~
12. 翼 ~you are the HERO~
13. Cyborg
<アンコール>
14. Together!!!
15. MOTHER
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 EX THEATER ROPPONGIのホールに入る。ステージ奥の壁は黒い布で覆われていて、その上に“KOTARO OSHIO 20th Anniversary”のロゴが大きく映し出されていた。
 5月27日。
 この日開催されたライヴは『EX THEATER ROPPONGI presents 押尾コータロー 20th Anniversary Live Special Prologue “My Guitar, My Life”』。タイトルが示す通り、2002年7月にメジャーデビューした押尾のアニバーサリーイヤーの “Prologue”。 “前奏・序章”にあたる。
 開演時間の19時、BGMがふっつりと消え、SEが流れ始める。ギターに鍵盤、ホーン、そしてバグパイプが呼び込むケルト音楽っぽい空気。さらに勇ましいドラム、ストリングス……様々な楽器の音色が重なっていき、会場いっぱいに広がる。観客の高揚感を煽る。今夜のために押尾の手で作曲・アレンジされたこのSEは、アコースティックギターの枠を越えた彼の描く音世界を伝えてくる。
 そんな中、押尾が右の拳を突き上げながら姿を現した。ステージ中央に立つと、すかさずスラミング&スラッピングで、手にしたアコースティックギターから躍動的でスピーディなリズムを生む。弦を弾き煌びやかなメロディを乗せる。1本のアコースティックギターで奏でられるアンサンブルが紡ぐオープニングナンバーは「GOLD RUSH」だ。心の奥底でうごめく衝動を刺激する低音と澄んだ高音がスリリングに、時に祝福を讃えて響き、聴く者の“楽しさ”を軽やかに解放していく。満員の客席ではハンドクラップが打たれ、リズムに合わせて体が揺れ始めた。
「20周年を迎えました」
 1曲を演奏し終えた押尾が、ライヴという特別な時間を共有できる喜びと20年の感謝を、親愛を込めたトーンに乗せて伝えると、客席からは拍手が湧き起こり、温かな空気に包まれる。“おめでとう”の気持ちを込めた横断幕を広げているグループも見える。感染症対策で声を出せないけれど、お互いの想いは伝わっている。
「インディーズの頃、初めてちゃんとインストを作ろうと思って制作した曲です」
 という紹介で導かれた「Blue sky」。クリアで伸びやかな音色、キラキラとして晴れやかなフレーズに乗せて、同じ空の下にいる大切な人まで想いが届く──そんな映像が脳裏に浮かぶ。一瞬で心を掴む力を持つこの楽曲に浸っていると、“初めて意識して作ったインスト”という“原点”からイマジネイティヴなメロディセンスが彼の核にあったんだな、と改めて感じた。
 押尾本人が出演したこともある『六甲のおいしい水』のCMで使われた「オアシス」は、豊かで広大な自然と長い時間を内包した演奏が沁みてくる。
 そうやってアコースティックギターを響かせればディープに曲世界へ導き、一転してMCでは『徹子の部屋』に出演後の周りの反応について話したり、ふわっと空気を和ませ、親密な空間を生む。
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 ステージにハイチェアーがセッティングされた。そこに座る押尾が手にしたのはオールドギター、ギブソンL-1だった。そして、師である中川イサト氏の曲「Chotto Tropical」と「その気になれば」、石田長生氏の「Pushing Tail」を繋げて奏でていく。サウンドホールの前に立てられたマイクが拾うその音からは、楽器が持つ深く太い響きと、奏者である押尾の人柄がリアルに伝わってくる。今は故人である恩師へのリスペクトと敬愛、さらには師の心と、目の前の観客を含め出会ってきた大切な人々が、豊かな音色と賑やかな演奏に滲んでいる。特にCD音源で「Pushing Tail」はプラスチック素材のギター・マカフェリG40を使っていただけに、フル・アコースティックギターでの演奏はまた違った温もりがあった。
 ステージ上方から下りた数本の柔らかな照明の光の筋が、天使の梯子を彷彿とさせる。凜としたフレーズがゆっくりと紡がれる。曲は映画『戦場のメリー・クリスマス』で使われた坂本龍一氏の「Merry Christmas Mr.Lawrence」。インディーズ時代にカヴァーして以来、押尾がライヴでほぼ毎回披露してきたナンバーである。静寂を帯びて始まった演奏は曲の中盤で激しい一面を覗かせ、エネルギーの奔流が渦まく。“バチン”、弦を叩いたエッジーな音に意識がハッと釘づけになる。そして再び静けさを纏う。演奏と音色には血の通う人の体温が宿っていて、届く曲に希望を重ねずにはいられなかった。
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 続く「ナユタ」は、2011年にリリースしたアルバム「Hand to Hand」に収録の1曲。その年の全国ツアーでは義援金を集めながら音楽を届け、東日本大震災の被災地へも演奏に出かけた。そういった時間を経て今は東北へのラブソングになった。また、2016年には、奈良の世界遺産・春日大社の奉納演奏で、尊敬するウィリアム・アッカーマン氏とセッションしたナンバーでもあり、ライヴでは欠かせないものとなっている。彼が想いを重ねてきたように、聴き手も受けとってからの時間でそれぞれの思い出であったり、感情であったり、なにかを楽曲に乗せているのではないだろうか。1音1音丁寧に紡がれ生まれる雄大で美しいメロディ。押尾が音に託した感情と自分の想いが混ざり、幼少の頃に観た情景、最近テレビで観た綺麗だった街並……心の中に焼きついたままの景色と結びついていった。
 そして思う。
 押尾コータローの楽曲、演奏には常に“光”がある。それは例えば、「GOLD RUSH」のようにエッジの立った一面を持っていても、である。その“光”に、希望や期待、美しい未来を感じるのだ。
 アコースティックギター1本で、曲のアンサンブルのすべてをリアルタイムに奏でるという表現スタイルをエンタテインメントに昇華した“メンバー紹介”。ベース、エレキギター、津軽三味線、ドラムといった全パートをそれぞれアコースティックギターで再現する。お馴染みであり、ライヴでは久しぶりのパフォーマンスで場内の熱をさらに上昇させ、クライマックスに向けて加速する。
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 ライヴでやってみたい、という動機から生まれた「Snappy!」は、ハンドクラップでオーディエンスが参加する。とはいえ、クラップのリズムパターンは難易度が高いのだが。観客が打つそれはバッチリと合い、アンサンブルの一翼を担う。2009年に「Snappy!」が発表されてからの年月の積み重ねを感じる一幕だった。
 エモーショナルなリズムが前へ進む力を注ぎ、クリアな旋律が煌めく未来を見せてくれた「翼 ~you are the HERO~」。そして来場した目の前にいるオーディエンスへの感謝を伝え、始まった本編最後の曲は「Cyborg」。無機質だったサイボーグに感情が宿る、というストーリーを感じるこの曲だけれど、今夜のサイボーグは喜びの表情が豊かに思えた。
 鳴り止まない拍手に応えたアンコール。明るく、開けた空気を持つ「Together!!!」では、オーディエンスが打つ手拍子が響く。
 観客はマスクをしていてもまだ声を出せない。それでもホールには、音楽を奏でる喜び、聴く喜び、生の音を浴びる喜びが満ちていた。
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 コロナ禍での閉塞感や、テレビやネットが伝えてくる凄惨なニュースとそれに対してなにもできないという無力感……日常には、痛み、哀しみが転がっている。もちろん喜び、楽しみを与えてくれる刺激もある。押尾コータローの音楽は、日々生きていく中で蓄積するポジティヴな感情を増幅し、負の感情を薄めてくれる。今日よりいい明日が来ると思わせてくれる。少なくともライヴ会場にいる時間だけは、楽しいと心から感じさせてくれる。彼の人柄、エンターテイナーとしての美学、在り方がそうさせてくれるんだと思う。
 押尾がコミカルな語り口を交えながら、少し照れつつ家族への愛を伝える。そして、大切な人を想いながら聴いてほしいという願いの下、奏でられた最後の曲は「MOTHER」だった。このスローテンポなナンバーは、どこまでも穏やかで多幸感に満ち、心の琴線をジワッと刺激する。曲のラスト、奏者である押尾の感情のままリットしていく。その深い音色と旋律、観客の涙する音が会場内でしっとりと響いていた。
 こうして20周年イヤー第一弾のライヴは静かな余韻の中、幕を閉じた。
 この日のMCで押尾は、7月31日に大阪・フェスティバルホールでライヴを行なうことと、アルバム制作中であること。さらにツアーもやりたい、という希望を語った。そして今夜、5月27日のライヴは“Prologue”である。20周年のアニバーサリーイヤーは、これからだ。
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 7月に入った。10月から12月にかけて全国11箇所を廻るツアーが発表になり、アルバムの完成も見えたという話も伝わってきている。そんな中、まずは7月末の地元大阪・フェスティバルホールでの一夜が訪れる。どんなコンセプトの下ライヴを組み立て、どんな楽曲を披露するのか。そして当日の演奏でどんな景色を見せてくれるのか。
 期待はやまない。

音楽ライター・大西智之
押尾コータロー 20th Anniversary Special Live
7.31SUN
開場 16:00 開演 17:00

押尾コータロー20th Anniversary
Special Live
"My Guitar, My Life"

<会場> フェスティバルホール(大阪)

ご来場ありがとうございました。

- TOUR

押尾コータロー 20th Anniversary Tour

押尾コータロー
20th Anniversary Tour
"My Guitar, My Life"

<会場> 道新ホール

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> WESS 011-614-9999

<会場> 北國新聞赤羽ホール

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> 北國芸術振興財団 076-260-3555

<会場> 名古屋市芸術創造センター

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

<会場> 高松festhalle

<料金> 6,500円(全席指定/ドリンク代別途必要/税込)

<お問合せ> DUKE高松 087-822-2520

<会場> 電気ビルみらいホール

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> キョードー西日本 0570-09-2424

<会場> HIROSHIMA CLUB QUATTRO

<料金> 6,500円(全席指定/ドリンク代別途必要/税込)

<お問合せ> 夢番地 広島 082-249-3571

<会場> 京都劇場

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> GREENS 06-6882-1224

<会場> 郡山 Hip Shot Japan

<料金> 6,500円(全席指定/ドリンク代別途必要/税込)

<お問合せ> キョードー東北 022-217-7788

<会場> 仙台PIT

<料金> 6,500円(全席指定/ドリンク代別途必要/税込)

<お問合せ> キョードー東北 022-217-7788

<会場> 兵庫県立芸術文化センター中ホール

<料金> 7,000円(全席指定/税込)

<お問合せ> GREENS 06-6882-1224

<会場> Bunkamuraオーチャードホール

<料金> 7,500円(全席指定/税込)

<お問合せ> キョードー東京 0570-550-799

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